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夕颜能登麻美子歌词-长歌颜夕

发布时间:2017-11-30 所属栏目:散文

一 : 长歌颜夕

浮生种种,不过是过眼云烟,一切风光,却又旖骊万分,到现在凤长歌都不知道当初究竟是谁先踏出那一步。

凤长歌站在云端,俯视着整个凤华山,微微蹙眉,狭长的眼眸,邪邪的看着满山的夕颜花,似笑非笑,一副令人琢磨不透的样子。

忽而,凤长歌似乎想起了什么似的,手袖轻挥,满山夕颜花残败不已,可是,转瞬间,满山又开满了夕颜花,开得比之前更加诱人。

凤长歌无奈的摇摇头,这千年,也太过寂寥了,除了这些永开不败的夕颜花,整个凤华山,就只有自己一人,有时凤长歌都忘了自己究竟忘了一些什么。

“凤长歌,我要你生生世世,永生永世,都活在对我的愧疚里!”猛然,凤长歌心头想起了这句话,可是,却始终想不起这人究竟是谁,可能千年太过漫长,怕是凤长歌都忘了自己叫什么名字了罢,风华山的禁制,让凤长歌走不出去。

颓然,凤长歌从云端落下,千年如一日,凤长歌回到了竹楼,也不知,这竹楼究竟是谁修建的,千年依旧完好如初,很快,凤长歌便进入入定状态。( 文章阅读网:www.61k.com )

“长歌,长歌,就这样陪我一辈子好么?”心头突然响起的女声,让凤长歌心头一惊,一直以来,凤长歌都想知道这千年,究竟发生了一些什么,没有人,比凤长歌更想知道因果。心神微微一动,灵魂便向更深处潜去。

“你是谁,来我魔界作何?”,女子一身红衣,斜躺在软塌上,衣襟未敞,甚是诱人。“凤长歌。”男子不卑不亢,一身白衣,在魔界显得格外刺眼。“凤长歌,呵,凤落君上?这样称呼你才更加贴切吧?”女子冷冷看着涂满蔻丹的指甲,红唇淡淡吐出几句话,却让人觉得冷入骨髓。

“凤长歌,今日,是你先负我,他日,若得再相见,休怪我无情。”此时,女子却是一身桃红衣衫,满脸都是愤怒,一双眸子,火红得快滴下血来。

“长歌,右边一点,长歌,再往左边一点,好了好了,就这样。”凤长歌看着此时的女子,也是一身桃红衣衫,像一个小女孩一般指挥这长梯上的人,而那人赫然就是凤长歌本人。

“我叫颜夕,你是谁?来此处所谓何事?”场景完全是风华山,看着这个故作老成的小女孩,凤长歌冷漠的脸上出现了淡淡的情绪,似笑非笑,“凤长歌。”出口确实冷冷三字。

入定中的凤长歌突然睁开了眼睛,冷冽的寒意从眼眸里浸然而出,凤长歌突然记起自己究竟是忘了什么,“颜夕,颜夕”凤长歌一遍一遍呢喃着这个陌生而又熟悉的名字,像是千年前一样,此时的凤长歌,眼睛里是一片温柔,甚是醉人。

千年前,凤长歌还只是一个无名小卒,不知为何,来到了凤华山,那时,凤华山还不姓凤,是黎九,而在这里,凤长歌遇见了还是小女孩的颜夕,同样不知什么原因,凤长歌留在了黎九,仅仅是因为凤长歌觉得自己该留下。

颜夕一日一日长大,凤长歌教她弹琴,教她习武,教她如何处事为人,有时,凤长歌都很困惑,自己什么时候竟然会这么多。

转眼间,颜夕已到情窦初开的年纪,再看凤长歌,仍是颜夕当初遇见的模样,若非这些颜夕的长大,怕是颜夕自己都会觉得这么久的时间,不过是她和凤长歌刚遇见而已。

没有什么东西,会比变故来得更让人觉得突兀,先是有一大群来历不明的人来找颜夕,说是要让她回去,虽然没说是回到什么地方去,但直觉告诉颜夕,她必须回去,而凤长歌却不再是一副漠不关心的状态,他极尽全力,阻止颜夕的离开,这也是凤长歌第一次没有满足颜夕的想法。后来,颜夕还是偷偷除了黎九,凭直觉去到了她该去的地方,在哪里,颜夕得到了魔族千年依赖的最高传承,成为了新一届的魔君,但是,这一切都没有凤长歌来得重要,颜夕很快就回到了黎九,甚至都不知道自己身体究竟发生了什么变化。

再次回到黎九,凤长歌一反常态,如果是放在以前颜夕偷跑出去,凤长歌必然大怒,颜夕只能默默将早已准备好的说辞吞入肚中,看着对自己不愠不怒的凤长歌,心里一阵惊慌虽然平时的凤长歌也是一副冷冰冰的样子,颜夕感觉到的是一种无形的压力,从心头而来的压力。

“长歌。”颜夕诺诺的道,凤长歌并不看她,将视线投到别处。

颜夕不知所错。

接下来的几晚,颜夕都是在噩梦中辗转反侧,只是,每到颜夕觉得自己要死在这梦里的时候,总会感觉全身一阵暖流,将噩梦尽数驱逐,颜夕知道,是凤长歌,而且,一定是凤长歌。

后来,凤长歌又像是变了一个人一样,整日都陪在颜夕身旁,仿佛稍微一个眨眼,颜夕就会消失不见。一年元宵,凤长歌带着颜夕做灯笼,结果便是屋檐上挂满了大大小小的灯笼,而凤长歌自然只能无奈的摇头叹息。

也就是在那天,颜夕告诉了凤长歌上次出去所发生的事,然而,凤长歌的表情确实一副我已经知道的样子,满是温柔的揉玩儿着颜夕的头发,“长歌,你会不会一直陪着我?”颜夕带着期盼的问着身后的凤长歌,“不管以后发生什么事,你要记得,我是爱你的。”凤长歌并未回答,却是给出这样一句话,颜夕当场愣住,而凤长歌欣然落下一吻。

“长歌,你不是说过,不管发生什么事,你都是爱我的吗?”颜夕满眼震惊,定定的看着眼前的凤长歌,多想下一刻,凤长歌便笑笑说“我只是试试你又精进了多少。”,可是,颜夕等到的并不是这样的一句话,凤长歌冷冷一消,“我说我会永远爱的是颜夕,是我看着长大的颜夕,而你,却是魔君。”

“你走,我再也不要见到你,你太让我失望了!”凤长歌轻轻说到,仿佛颜夕不过是他刚刚遇见的人。颜夕眼中所有的希望便在此刻灰飞烟灭,满目空洞,原来,从一开始,他就知道我的命运,原来,这些年,所有的都是假的。原来,他一直都在骗我,最后,颜夕的头脑里只有一句话,凤长歌骗了她十五年。

颜夕不知道她该去哪里,她之前的全部就只有凤长歌,而现在,她一无所有,一路跌跌撞撞,颜夕竟然回到了魔界,也许,是心引导她来到了这里,又或者,这里才是她注定的归宿。

十年后,颜夕已经成功的适应了魔界的生活,仿佛之前的十九年都只是一场梦,现在,才是梦醒的时候,不知何故,向来进水不犯河水的仙界竟然向魔界宣战,原因只是想要抹杀魔界的存在,这当然让魔界感到不满。

颜夕亲自领兵,迎上的却是凤长歌,一场大战过后,魔界惨败,凤长歌瞥了一眼颜夕,又将目光转向别处,“你所有的本事都是我一人所教,你是赢不了我的,还是回去将魔界解散,做什么无用反抗?”凤长歌转身便离去,颜夕一眼便看见,远处的云端,站着一位女子,眉眼皆带笑颜,凤长歌径直走去,颜夕看着离去的背影,不知他是否也是眉眼俱笑,此刻,天地间响起了一阵笑声,听来却是让人觉得心头一冷,“凤长歌,今日,是你先负我,他日相见,休怪我不念旧情!”说完便直扑向云端的女子,视乎,谁都没有想到落败的颜夕会突然发难,就连近在眼前的凤长歌也来不及出手,只能看着颜夕冲向云端的女子。颜夕并没有将那女子如何,只是看着她的容貌,燦然一笑。却原来,是将你女子的心神给虏走。

后来,颜夕知道了一切,仙界早就在百年前便开始针对魔界,而颜夕只是魔界为了保全实力而送出去的下一任魔君,凤长歌其实早就知道,却一直不说,仙界用他心爱的女子作为要挟,剥除记忆,只让他接近颜夕,阻止她完成传承,而失去记忆的凤长歌压根不知道自己的目的到底是什么,只是一味跟着自己的心在在走,后来的后来,凤长歌也不知道究竟是自己对她动心还是在演戏。

凤长歌去了一趟魔界,只是想要回女子的心神,颜夕并没有让其如愿,凤长歌知道,此时的颜夕,再也不是自己认识的那个颜夕,颜夕,早就被凤长歌亲手杀死,就在他对那女子眉眼俱笑的时候。

三个月后,凤长歌又带着仙界的人大举攻打魔界,魔界四分五裂,颜夕也没有交出那女子的心神,凤长歌直直将颜夕从魔界追到了黎九,颜夕一脸惨淡,她没想到的是凤长歌居然可以为那女子做到这个地步,愣愣看着眼前这个陌生的凤长歌,“你究竟有没有真的在乎我,还是从一开始你就是故意接近我?”声嘶力竭的质问,换来的却是无尽的沉默,凤长歌没有回答,因为他也不知道,他也不知道自己对颜夕是否有过动心。

“好,既然那人对你那么重要,我给你便是。”说完颜夕一剑如腹,其实,她根本没有带走那女子的心神,那女子本就没有心神,凤长歌睁大眼睛,看着缓缓倒下的颜夕。

“我所拥有的这一切,都是你给的,现在,我如数奉还,可是,你欠我的,也要还,我诅咒你,生生世世,永生永世,都活在对我的愧疚里。我永远也不会原谅你。”颜夕在意识即将涣散的时候,将自己的心神化成了满山的夕颜花,凤长歌呆呆的看着满山的夕颜花,竟然无声泪落。原来,最珍贵的东西是得不到的和已经失去的。

后来,凤长歌走遍了很多地方都没有找到重聚心神的方法,只好回到黎九,看着满山夕颜花,又想到了当初自己陪着一起长大的颜夕,终于有一天,凤长歌自废记忆,将自己囚禁在了这里,陪着满山的夕颜花。

凤长歌记起了所有的事,但是他并没有离开,他又将自己的记忆封印,也许,再过千年,他还会猛然记起,曾经爱过一个女子,她叫颜夕,而她,因他而死。

二 : 片桐麻美歌词合集

CD顺,在各处搜罗而成。[www.61k.com)鸣谢主要资料来源:官网(home www.61k.com )、武田洋幸( www.61k.com )、こんらっど(http://limo.jp/0001218)

====== やわらかな心 ======
32?8H-146 1987年11月21日
黒い猫
もう一つの言葉があれば

無題(133)
あこがれ
優しい夜に抱かれて
CRIME WALTZ
あなた

== もう一つの言葉があれば ==
みんなは私のことを明るい娘だと言う
私は心の中で毎日一人づつ友達を殺している

みんなは私のことを純粋な娘だと言う
私は心の中であなたとの愛に交わっている

みんなは私のことを優しい娘だと言う
私は心の中で髪を染め男を誘っている

みんなは私のことを嘘のつけない娘だと言う
私は心の中にもう一冊の日記を持っている

== 髪 ==
今日 髪を切りました
あの娘と同じように
長い間一緒に暮らしてきた髪です

長い間一緒に暮らしてきた髪でも
あなたの愛と引き換えならば惜しくなかった

すべて 夢 夢 夢
何もかも わかっている あなたはあの娘のもの
切り落とされた 私の友達が 足もとで 泣いている
...

== 無題(133) ==
...
でも 手にする前から 失うことを恐れ
咲くより前から 枯れることを恐れて
このままずっと『運命』という言葉で
自分の臆病に 安心していいのかしら
...

すれ違う見知らぬ人たちも
たどっていけばどこかで交わる
無関係に見える歯車たちが
最後にどこかで噛み合い
一つの時間を刻むように

そしてそれは決して運命ではなく
それぞれの自然な意思で回転する
彼女が呼吸や瞬きに失敗しないように

そして言葉が
もう一度
意味を持ち
彼女は再び微笑む

だから 手にする前から 失うことを恐れず
咲くより前から 枯れることを恐れず
彼女は もうフェミニストを装い
自分の臆病を 隠したりしないだろう

だから 手にする前から 失うことを恐れず
咲くより前から 枯れることを恐れず
彼女は もうフェミニストを装い
自分の臆病を 隠したりしないだろう

== 優しい夜に抱かれて ==
最終電車はいってしまい
酔いつぶれたあなたをタクシーに乗せて
私はしばらく夜の街をさまよった

寝静まった街に溜息をひとつ残して
私はタクシーを待つ
風が冷たい

あの人はもう家に着いたかしら
あの人はどんな部屋で眠るんだろう

== あなた ==
冬の訪れは あなたに電話をかけたときの
吐く息の白さ
あした東京へ行くよ

銀座線のラッシュ?アワーで
混み合う人のリズムについて行けず
もう少しで 満員電車に私を置き忘れそうになった
あなた

ひさしぶりに会ったあなたは
元気にメンソールの煙草をふかしている
雪国生まれなのに ずいぶん黒くなったのね
新しい物に目がないあなただから

私の知っているあなたは
本一冊読まなかったのに
あなたの部屋を訪ねたら
ロック?マガジンとアーティスト詩集が
テーブルの上に積み上げてあった

あの日朝露が降りた校庭を
あなたと運動靴が濡れるのも忘れて歩いた
あの日2時間も授業がはじまるまで
誰もいない教室 2人きりで
夢ばかり見てた

原宿で人ごみにもまれながら
あなたにサヨナラをした
「元気でいてね」
あなたは先に踵を返し
私は雑踏の中に消えて行くあなたを見送る

同じ格好をした男の子たちとあなたが一緒になる
突然 淋しくなって 大声であなたの名前を呼ぶ

みんな一斉に振り向く
みんな一人一人顔が違うことに安心して
あなたの優しい笑顔を見つけて
そして さよなら…

東京の空が高くなりはじめた朝
私は この街を出る

====== 風のかたみ ======
32?8H-5025 1988年5月21日
永遠
海の日
恋したら
おばあちゃんの老眼鏡
窓のない部屋とそれぞれの溜息: コインランドリー~待ち合わせの場所~私たちの恋~愛が欲しいよ
やわらかな心

== 永遠 ==
ワイングラスに揺れる夢を飲み干し
最後の鐘の音を聞いたら
心は一足飛びに遠ざかっていく
君を離れて走って行く

永遠なんて信じちゃいなかったけど
僕が悲しいのは
あなたに絡んだ糸のほどけるのが
こんなにも簡単だということ

炎色のワインが床に広がる
砕けたグラスの中には
あんなに愛していた君の思い出さえもう何も無い

永遠なんて信じちゃいなかったけど
僕が悲しいのは
何もかもを無くしてしまう事が
こんなにも簡単だということ

永遠なんて信じちゃいなかったけど
僕が悲しいのは
あなたに絡んだ糸のほどけるのが
こんなにも簡単だということ

== 海の日 ==
いつかいつかと話してた
海を見に行く約束は
私一人に行かせるとあなた勝手に変えたよう
約束だった海の日は 暦に赤く丸つけて
指折り数えて待っていた 子供のように待っていた

間違い電話はおはやしかしら
後の祭ね あなたは来ない
さあ もつれた髪をとかしましょうね
海行きバスはもう出る頃よ
ふるえる肩は潮風が抱く
あなたの嘘より優しいかしら
嫌いならそう言って

私一人でほれてたの?
私、期待をしすぎたの?
会って話してみたいけど
きっと言えない言葉です
約束だった海の日は 暦に赤く丸つけた
多分あなたは他の人
乗せて走った夜の海
優しいのあなたの事だから
気の毒がって言えないだけね
サヨナラしよう
言葉無くても 感じさせてる冷たい背中
恋人ですか 聞かれるたびに
恋人ですといつも言えない
嫌いならそう言って

あなた 別れを告げない限り
私、甘えて離れないでしょう
ヘタな芝居ね 私わかるの
表情だけの笑顔はやめて
嫌いならそう言って

== 私たちの恋 ==
恋がいつまでも続くと
信じていられるうちは幸せだった
でも恋が死ななければならないとすれば
いっそそれが早く死ぬ方を私は望んだ

私たちの恋は
わなに捕らえられて
血を流しながら死にかけている
動物に似ていた
私は目をつぶり
その首を絞めなければならなかった

(据2ch报似改编/引用/抄袭自Graham Green小说《The End of the Affair》)
As long as I could make believe that love lasted I was happy;( I think I was even good to live with, and so love did last.) But if love had to die, I wanted it to die quickly. It was as though our love were a small creature caught in a trap and bleeding to death; I had to shut my eyes and wring its neck.

== 愛が欲しいよ ==
飢えた豚がエサを欲しがるように
今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

そのためだったら親を捨ててもいい
そのためだったら国を裏切ってもいい

もしも出来ることならあなたの庭に咲く
真っ赤なバラの花になりたい
黒いドレスでは燃える心伝えきれない
もしもバラになれたら
あなたの指から何よりも赤い血を流してみせる

飢えた豚がエサを欲しがるように
今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

そのためだったら明日が無くてもいい
そのためだったら命も惜しくはない

あなた燃えるような赤を着て
どしゃぶりの中 あたしに逢いに来て
あたし寂しくくすんだ青を着ているわ
そして雨の中抱き合って二人
朝焼けの色になろう

飢えた豚がエサを欲しがるように
今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

尽きせぬ想いそのままにして
今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

飢えた豚がエサを欲しがるように
今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

今夜だけでもあなたの愛が欲しいよ

== やわらかな心 ==
...
寒さが少し遠のいた夜
急に外が騒がしくなって
窓を開ければ 忘れていた南風
あした イヤリングをして あなたに会いに行こう
...

====== 知恵のかなしみ ======
32?8H-5089 1989年5月21日
わがままな孤独
深い森に
君の夏
横顔
次のテープ
木枯の夜
待ち合わせの場所
しゃぼん玉
わたしのうた
風のかたみ

== 深い森に ==
立ち止まって振り返ろう
逃げることにはならないから
今までの道程を全部切り捨てたりして
ただ前のめりに足を踏み出したりして

もっと深い森に踏み込んでしまうその前に
気がついた時には大きな苦しみも知らず
アスファルトの運動場の上も通り過ぎた後だった
幸せに反抗する理由もないし

無理して不幸を選びたい訳じゃないけど
自分では説明のつけ難い涙が
力の抜けた手のひらに小さな空を映す
いつもと変わらない午後

目を閉じて旅に出よう
逃げることにはならないから
自慢のできない退屈な過去だったとしても
それを自分と関係のないもののように

装うことで森から出られなくなるその前に
気がついた時には毎日のように届けられる
当たり前に甘い「自由」という名の砂糖のついた
人差し指をしゃぶる癖がまだ直らないし
無理して柵のむこうをのぞこうとも思わないけど

自分では説明のつけ難い痛みが
息を吸わない肺の中に小さな闇をつくる
いつもと変わらない夜

立ち止まって振り返ろう
逃げることにはならないから

== 横顔 ==
空をあでやかに染めて
日が沈もうとしている
窓ぎわ二人で並び
空の流れを見ている

目を細めながら話す
その話し方が好きで
さっきから肩越しに
横顔を盗み見てる

私の周りの人の中で
あなたが一番
愛想悪くてぶっきらぼうで無口なのに
私の周りの人の中で
あなたが一番信じられる

好きになった人ってさ
どーいうわけか遠くなる…
近づくほど逃げるから
黙って見てるだけでいい

こんな近くにいるから
見ていることがつらいよ
横顔のままのあなたに
瞳で話しかけてる

私の周りの人の中で
あなたが一番
愛想悪くてぶっきらぼうで無口なのに
私の周りの人の中で
あなたが一番信じられる

== 次のテープ ==
このごろカセットテープに
曲をたくさん詰め込んで
送ってくれなくなったね
少し心配しています

結構センスがいいって
みんなうらやましがるから
わりと得意になった分
少し心配しています

週末を使えば会える
飛行機なら日帰りだって
ただ次のカセットテープを
少し心配しています

カーステレオで聞けるのは
年に二度ほどだけだけど
あの小さなオーディオルームで
あなたの短くて長い6ケ月と
私の長くて短い6ケ月は
別のものではなくなると
いつも感じていたのは
あつかましかったかな

週末を使えば会える
飛行機なら日帰りだって
ただ次のカセットテープを
少し心配しています

== わたしのうた ==
菜の花畑が風にそよぎ
まるで私が手を振るさよならのように

いつの間にかたくさん服を買い込んでしまった
あなたに振り向いてほしかったから
いつの間にか美しい言葉をさがしはじめている
たくさん本を読みすぎて
気がつけば
名前を呼ばれるかわりに新しい呼び名をもらった
「そこの若い人…」
本当はまだ何も教わりたくないんだ

あなたに届け私の声
未熟な言葉に魂を注ぎ込み
あなたに届けあなたに届け
わたしのうた

あまりに明るくなりすぎたこの街の夜
技術と技術をつなぎ合わせれば文化になると
思い込んでいる人たちに
私は復讐する

あなたに好かれるような部屋にはまだ住みたくない
もっとあなたをもっと確かに知りたいんだ
使い古した言葉に輝き込めて
話し続けたいんだ

あなたに届け私の声
未熟な言葉に魂を注ぎ込み
あなたに届けあなたに届け
わたしのうた

おしゃべりな絵かきや
説明が得意な小説家はもうたくさんだよ
使い古した言葉に輝きこめて
話し続けたいんだ

あなたに届け私の声
未熟な言葉に魂を注ぎ込み
あなたに届けあなたに届け
わたしのうた

====== 深呼吸 ======
ESCB-1049 1990年5月21日
少女は
離ればなれになった心は
ペンの王様
離ればなれになった心は
ヒロイン
今夜雨が…
知恵のかなしみ
ときめきはるかに
最後のランナー
少女は

== ペンの王様 ==
孤独な心を癒すには
真夜中過ぎの正義感が一番
今夜もペン王様のお出まし

君の不幸にとりつく気は無いけれど
僕は少し高い所から見張っていよう
君の投げた石の当たらない所で
観察はとても楽しい知的な遊び
今夜もペンの王様のお出まし

僕の趣味は 君を黙らすための肩書集め
本当言うと 僕は権力と古くからの友達
今夜もペンの王様のお出まし

僕の質問には 僕の気に入る答えが必要
この街の噂話は僕の手の中
真実は退屈なもの

孤独な心を癒すには
真夜中過ぎの正義感が一番
今夜もペン王様のお出まし
今夜もペン王様のお出まし

== ヒロイン ==
似合いの二人だと仲間達は口々に
テラスで向き合う二人を見て言う

あのこは赤いワンピース 赤いハイヒール
ぼろぼろのあたしじゃ隣に置けぬほど

二人で腕組んで歩いてきたって
あたしは逃げるしかない
もしも突然声かけてくれたら
きっとハハハと笑うだろう

似た者同士でなきゃ引き合わぬことくらい
とっくの昔から そうさ わかっていた

キレイはキレイ同士 あたしには近づけない
二人で生きていけ 死ぬまで二人で

== 知恵のかなしみ ==
夕暮れに雨が降った 古本屋の店先
少年は濡れる事も忘れ 夢中でページをめくっている

私はぼんやりと 傘の間 行き過ぎ

今夜は朝に近い夜まで 起きていよう
古いレコードかけて

忘れかけた優しいこころをとりもどそう

きっと蘇るだろう 置き去りにした昨日は
そして寝静まった 雨上がりの歩道は
寂しい人のために とっておこう

とりとめもなく 書きつづけた
一冊の冬物語は 春の恵みを
待ちつづけながら 書きつづけたもの

誰かが星に 願いをひとつするたびに
遠くで星が ひとつ消えると
同じ人を好きになった 友達が
寂しくつぶやいた

まだ消せずにいる 留守番電話の
優しいあなたの声
少しでも一緒に いたいと思った頃
あなたからギターを 教えてもらった

いつのまにかそれが 私の仕事になり
四月になればあなたは 美術の教師

あなたから教えてもらった Fのコードは
まだ ままならないけれど

見えるものしか信じない人へ
満たされた生活に時折
かなしみが必要なときがある

====== 空からの贈りもの ======
ESCB-1127 1991年3月1日
あなたのいない夜
風の中で
恋愛は魔法
月の輝く夜は
手紙

私の中の彼へ
深呼吸

== あなたのいない夜 ==

久し振りにあなたが隣にいない夜
昨日の空っぽのビン 床で寝ている

乱れたソファはそのまま
私はテレビのニュースを聞いている

飛行機事故が起こらなかったか
電車の事故は無かったか
車は人をはねなかったか
さらわれた人はいなかったか

あなたを案じることに疲れながら
私は少しずつ腐っていく

昨日あなたの枕になった左手は
部屋中のハエを追い掛けているし

昨日あなたのブラシになった右手は
月曜のゴミを廊下に出してる

飛行機事故が起こらなかったか
電車の事故は無かったか
いやいや一番恐ろしいのは
他の人と口をきくこと

あなたを案じることに疲れながら
私は少しずつ腐っていく

== 恋愛は魔法 ==
恋愛は魔法
そして恋は一方通行
処女を弁護すれば
私の母を悪く言うことになる
...

== 雨 ==
雨が降ってた去年の秋
東京へ向かう列車と
故郷へ向かう列車が
交わる場所で君と暮らした

思いだし笑いが悲しみの糧
理由のない苛立ち
君のやり場のない悲しみに
見向きもせず泣きながら
アパートの階段を駆け下りた

今でも思っているよ
君の言うことの方が正しいと
でも 正しいだけでは生きて行けないんだよ

あの夜も雨
寂しさを友達にしよう
いつか君と巡り合うために
心の中に一冊の方言辞典をにぎりしめて

君が階段を登ってくる音で
君の今日一日が
わかるようになったころ
肌寒い部屋に花を飾った

君はあまり部屋から出なくなり
そして買ってきた花たちが
寂しく散っていった朝
想い出にもならないまま
アルバムのページだけ増えてゆく

蒼く澄み渡る夜空の
降るような星空の下
酔っ払って星を必死でつかみ取ろうとしていた君

今でも思っているよ
君の言うことの方が正しいと
でも 正しいだけでは生きて行けないんだよ

あの夜も雨
寂しさを友達にしよう
いつか君と巡り合うために
心の中に一冊の方言辞典をにぎりしめて

====== 言葉がみえる時 ======
ESCB-1259 1991年12月1日
青空
技?策略?不意打?勇気
砂の物語(昨日?今日?明日)
港にて
口笛のうた
夢の中で

空からの贈りもの

== 空からの贈りもの ==
海はその海原に
人が船を浮かべたことを怒らず
大地はその地に
人が家を建てたことを妬まず

夜はその闇に
人が灯りを灯したことを許し
秋の柔らかな陽射しの中
風は麦を育てたことを誇らず

その夜
まだ傷ついたことのない手で
十年後の私に
手紙を書いた

====== 鏡をこわす ======
ESCB-1298 1992年5月21日
グレーのスーツ
三百六十五歩のバラード
微熱
見上げれば星空
眠りについた夜
あたたかなほほえみ
私は海を抱きしめていた
つまらないものですが
言葉がみえる時

== 微熱 ==
...
でも 大丈夫
今まであなたが私の顔なんか見た事無いもの でも
少し 悲しい
いつも私があなたの顔を盗み見る だけ
私が勝手に秘密の呪文を知ってしまって
私が勝手に魔法にかかってしまっただけの事

== あたたかなほほえみ ==

2人ならんで歩いた 海沿い遊歩道
潮風にからまれて乱れた私の髪
やさしくなでてくれた照れ屋の君がほほえむ
窓を開けた車から流れるラブソング
夕ぐれキラキラと波間でたわむれ遊ぶ
君の腕に手を回しよりそって歩いた

夕ぐれ潮風 2人歩く遊歩道
窓を開けた車から流れるラブソング

道行く人にたのんでとった
一枚きり 2人の写真
夕焼け 照れ屋の君のあたたかなほほえみ

== つまらないものですが ==
ほんとうにつまらないものですが…
そう言ってあの日深々と頭を下げた母
春の日差しは少し丸くなった母の肩にたよりなくおりていた
私はみじめな気持で坂道を急ぎ足でおりて行く
私の背中ごしに“お父さんがいないんだから”
それは私の就職が決まった日
父は国を守るのが仕事 でも
家族を守ることのできなかった人
そして母の反対をおしきって自分の街をあとにした日

歌をつくるたびにどこかで傷つく人がいる
誰かをほめることは誰かを敵に回すこと
親しくつき合った男友達も何人か出来た
書きなれない母の手紙はいつも
本当に好きな人と一緒になるのよ

しばらくは窓を開けることが少なくなる季節に
心配症の母から小包が届く
つまらないものですが
つまらないものですが
色あざやかな果物
食べきれなかったら近所の人にわけてあげなさい
まだ一度もとなりの部屋の人と顔を合わせたことのない私

ほんとうにつまらないものですが…
そう言ってあの日深々と頭を下げた母
春の日差しは少し丸くなった母の肩にたよりなくおりていた
他人の人生を巻きこんで私は歌をつくり続ける
ほんとうにつまらない私だけど…

今、好きな人がいます

====== 胡桃の森 ======
ESCB-1343 1993年1月21日

オレンジ
パーティ
二度ある娘とは三度ある
そして愛
やすらぎを求めて
燈台
恋はヤセがまん
久しぶりだね
鏡をこわす

==そして愛==
孤独
嫉妬
残虐
そして愛

すべての獣より劣る
人間の人間らしさを
私は代表する
...

== 燈台 ==
夏の忘れ物を
波がさらってゆく
低く流れる雲は
風のコートをまとい
北国へと旅立つところ

独りぼっちの二人が
遥か沖を見つめる
暮れなずむ空に
古い燈台の明かりが
夜を渡る船が迷わぬようにと
見守っている

風が乾いた砂を飛ばし
君は目を細める
遠くで子犬が波と戯れている
青さを誇った海も
今は灰色にまかれ
遥か沖を二つの船が
交わり そして離れてゆく

夏の忘れ物を
波がさらってゆく
低く流れる雲は
風のコートをまとい
北国へと旅立つところ

独りぼっちの二人が
遥か沖を見つめる
暮れなずむ空に
古い燈台の明かりが
夜を渡る船が迷わぬようにと
見守っている

寂しがり屋の二人が
遥か沖を見つめる
暮れなずむ空に
古い燈台の明かりが
夜を渡る船が迷わぬようにと
見守っている

====== 地図を夢みて ======
ESCB-1443 1993年11月21日
君の瞳の中で
雪のひとひら
おやすみなさい
いつも2人は
深い夜
水の柱
旅の空
暮色そして憧憬
今頃あなたは
胡桃の森
ライク?ア?ローリング?ストーン

== 君の瞳の中で ==
夏の風に大切にしてたドレスが
しわになっても
帽子を深めにかぶり
輝く光をいぶかしげに見つめた
あの日 君の瞳の中に

ビーチボールのように弾んだ会話と
深いシーツの海で戯れ合った
その夜 君の瞳の中に

微笑んでウインクを送ったのは
通り過ぎた風のいたずらそれとも…
君の指がもどかしげに
曇った硝子にさよならと書いたのは
あの朝 君の瞳の中に

夏の風に大切にしてたドレスが
しわになっても
帽子を深めにかぶり
輝く光をいぶかしげに見つめた
あの日 君の瞳の中で

== 雪のひとひら ==
溶けては降る雪 何度も繰り返し 私は春の雪
溶けてしまいたいけれど出来ないの未練があるから

足で踏みつけないで 手ですくって見つめて
愛せると たった一言聞かせてくれれば
そのまま消えて行きます

教えてください あなたのとなりにいるのは誰ですか
そっと降る私をムードにしては肩を抱くなんて

燃える心隠して白く降ってゆくのです
カーテンを閉めて
二人の影を追わせることはしないでほしい

このままあなたを見つめながら生きて行きたい
けれど春が来れば そんなことさえ許されないのね

足で踏みつけないで 手ですくって見つめて
愛せると たった一言聞かせてくれれば
そのまま消えて行きます

教えてください あなたのとなりに降りてもいいですか
教えてください 教えてください 私は溶けて行きます

== おやすみなさい ==
あなたの名前消したラブレターを
紙飛行機にしてベランダから飛ばす
好きなくせにうまく言えないもどかしさ
くじけそうになったときは
抱きしめてね
寄り添う夜に心の鍵をはずし
明日の私夢見ておやすみなさい

あなたへのバースデイ?カード
アイリスの花
私の知らない部屋で咲いているかしら
好きなくせにうまく言えないもどかしさ
涙が頬を流れたときは
抱きしめてね
パジャマのボタン
そっとひとつはずし
明日の私夢見ておやすみなさい

くじけそうになったときは
抱きしめてね
寄り添う夜に心の鍵をはずし
明日の私夢見ておやすみなさい
明日の私夢見ておやすみなさい

== いつも2人は ==
季節の風が吹いて
見慣れた街が色づく
寂しさつのるばかり

人に誘われ 海へ
海岸線は夕暮れ
雲は流れ君の名を呼ぶ

郵便ポスト 鍵を返して
泣き顔見せず 心の隅でさようなら

巡る季節のにおい
ほほえんで見送る
想い出つのるばかり

見上げる空に優しい人の
面影やどし 心の想い飛んで行け

季節の風が吹いて
見慣れた街が色づく
寂しさつのるばかり

== 深い夜 ==
咳払いひとつで静けさが壊れ
気付かぬうちに人をためす言葉 投げた

時計は深い夜
恥じらうように針を重ね
時を打った

頭から毛布をかぶり
初めて人の幸せを祈った

== 水の柱 ==
白いTシャツ むらさき色のひとしずく
ぶどうが甘くとろける

腕をX字に曲げてTシャツを脱ぎ
鮮やかなブルー クリーム色のお皿の上のレモン

浅黒いほりの深いあなたの顔に白い歯がこぼれて
あとは一面の夕焼けがひろがる

星が瞬き 夜がウインク 風は止み
素足をプールに浮かべる

腕をX字に曲げてTシャツを脱ぎ
髪を持ち上げ 素顔の視線と水着の中の鼓動

浅黒いほりの深いあなたの顔に白い歯がこぼれて
あとは一面の静けさがひろがる

== 旅の空 ==
トンネルに入ると泣き顔が見えたの
もう一日走り続けて
遠く歩み寄る景色とうらはらな
嫌なこと思いだしてる

山は紅に燃え上がっていると
絵葉書は出したけれども
一人になってみて心をよぎるのは
あなたの冷たい横顔だけ

「愛しています」それだけでもう
一人恋人気取りでいた
気付かなかったの
あなたが他の人を愛していたなんて

いつかあなたと二人来たいと思ってた
紺碧の海が見える丘
今はただ悲しく通り過ぎるだけね
波間にはあなたが見える

「愛しています」それだけでもう
一人恋人気取りでいた
気付かなかったの
あなたが他の人を愛していたなんて

だから最後の手紙を書くわ
涙色の便箋で
あなたの元に届くころには
何もかも忘れていたい

== 今頃あなたは ==
しばらくはスーツケースの上に座り
通り行く人を見つめた
夜がガラス窓を鏡に変え
その時々の悲しみを映してる

目をやる行く先の文字
目まぐるしく変わる掲示板
手に握り締めたボーディングパス

今頃あなたは

二人が出会った冬の美術館
時の過ぎるのも忘れて 見つめ続けた踊り子
はじめに声をかけたのはあなた
うなずいたのは私
あなたはカンバスに私を描き
恋に落ちた夜

枯れ葉が風に舞う交差点
信号が黄色に変わると立ち止まる私を
大丈夫だよと手を取って駆け出すあなた
ポケットの中で握り合った手
指のたわむれ
私の中であなたのくせが育ち始めたころ

四月に遅刻してきたいたずらな雪
あなたの仕事が終わるのを待った
週末レストラン
時計に目をやり 溜息まじり
遅れてきた赤い顔とお酒のにおい
私の見慣れないあなたの姿
日々の泡の中 だんだんやさしくなって行くあなたの絵

うまく行くことを望みながら
なくしたものを恋しがり
激しさが色あせないように
今は二人の時を詰め込んだカンバスを閉じておこう
だからさよならの手紙は書かないで行くわ

しばらくは室内灯を消して
窓の外を眺める
夜を越えて旅する翼の下に
二人暮らした街が
宝石をちりばめたように広がる

静かに夜はガラス窓を鏡に変え
一人ぽっちの私を映せば
二人暮らした街は小さくなって行く

== 胡桃の森 ==
木枯しの中
公園のプールは
枯れ葉を敷き詰め
去年の夏をあたためている

鉛色の空
静けさ 窓の外
降りだした雪が
老いた枝にふりつもり
何度もおじぎをさせる

近くを見過ぎる私に
あのひとは
遠くが見える眼鏡を
プレゼント
だから私しばらくは時計から
距離を置いて生きて行くわ

== Like a Rolling Stone ==
よく笑うようになったね
でも奥の歯は見せずじまいだ
人のお説教にからまれ
平均台の上のバレリーナ

夢の自転車はさびついてしまったね

楽しむためにお金がかかり
夢をかなえるためにお金がかかり
費やした時間に疲労がかかり

痛みも感じないだろう
もう感じないだろう
さあ、忍耐とユーモアと
親切を味方に付け
風に吹かれて
Like a Rolling Stone

ふさわしい役を身に付けたね
汗して 額に手を当てて
悪いように考えるのは君の癖
恨んでみたり誇ってみたり

夢の自転車はさびついてしまったね

忘れていた歌を
そっと取り出して
君の青空に口ずさんでみよう

痛みも感じないだろう
もう感じないだろう
自分のサイズに似合う服が
見つからなくなっても
風に吹かれて
Like a Rolling Stone

====== Lover's Rock ======
ESCB-1519 1994年8月21日
明日にくる人
君の街
小さな傘
500マイル
美談
愛なんて
こっちへおいで
黄昏の橋
今が旅だち
地図を夢みて

== 明日にくる人 ==
白い街の空へ
心を込めたおくりもの
ほほえみをそえてとどけます

あなたの髪に落ちた風花
そっとはらいほほえんだ

忘れないでね 白い街の駅
忘れないでね ホームにそっとのこした
やさしい愛のぬくもりを

夢に見るよ いつも
やさしい人へおくりもの
ほほえみをそえて とどけます

== 愛なんて ==
雨が降ったら花が咲く
風が吹いたら船は行く
風に押されて皆歩く
親がなくても子は育つ

愛なんて

日が落ちたなら眠られる
朝が来たなら忘られる
8時になれば家を出て
あなたなくても歩いてる

愛なんて

飛行機雲は消えてゆく
船の汽笛は去ってゆく
どんなに強く握っても
砂はこぼれておちてゆく

愛なんて
愛なんて
愛なんて

====== NORTHERN SONGS ======
ESCB-1714 1996年1月21日
風のうた~Northern Song~
君の街
あこがれ
横顔
次のテープ
雨 優しい夜に抱かれて
燈台
風の中で
あなた
わたしのうた
Lover's Rock

== 風のうた~Northern Song~ ==
風は向かい風
それでも歩いてゆこう
強くあるように その朝
優しくあるように その夜

いつもいつでも涙を用意できるように
力ある人の前でも
同じ話し方ができるように

夢は見えないから時々不安になるけど
愛は見えないから時々心配になるけど

見上げる空に
風は激しく
それでも鳥たちは
空高く舞い上がろうとしている

風は向かい風
それでも歩いてゆこう
夢が語りかける その朝
夢に語りかけた その夜

いつかひとりがひとりを求めるように
ふたつの心がいつしか
ひとつの想いを求めるように

愛は見えないから時々不安になるけど
明日は見えないから時々心配になるけど

見上げる空に
風は激しく
それでも鳥たちは
空高く舞い上がろうとしている

見上げる空に
風は激しく
それでも鳥たちは
空高く舞い上がろうとしている

== Lover's Rock ==

思い出の中でいつまでも
美しく遊びつづける人
優しさをうまく言えないと
膝に頬を埋めて泣いた人

あなたが省いてしまったものを
わたしは探しつづけたい

若さはいつの日も美しく
輝き 老いることはない
若さを胸張り通り過ぎた
人だけが静かに老いてゆく

そのとき心が出会ったものを
わたしの指が記憶する

今しがた降った通り雨
舗道に水たまりを作り
死に急ぐ花びらに
束の間の命を与える

あのとき壊れてしまったものを
わたしは片時も忘れない

嫉妬に探りを入れながら
憎しみや怒りを書きつづける人
詩人の世界で居眠りしてる間に
今起きている悲しみを見過ごす人

あなたが省いてしまったものを
わたしは探しつづけたい
あなたが省いてしまったものを
わたしは歌いつづけたい

三 : 夕颜歌

垂柳偏爱系朝阳

湖心素锦醉荷香

虽有秋千绕蝶过

只为明月着银装

本文标题:夕颜能登麻美子歌词-长歌颜夕
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